エコプロダクツ2015

うろこ雲を眺めたかと思えば、冬めく朝の眩しい光に目を細めています。

肌に突き刺す空気はより澄み渡り、寒さに身を縮めても空はより高く、一層を増す蒼さは清々しさを感じます。

こんなに綺麗な空は後世にも永遠でいてほしいものです。

こんにちは。YBIT広報担当の原田です。

今回、私が訪れましたのは東京ビックサイトで開催されたエコプロダクツ2015です。

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先日、フランスはパリで開催されたCOP21。

京都議定書以降のCO2削減の新たな枠組みとなるパリ協定が、196の国と地域すべてで合意されました。

そんな中、日本の現在の環境問題に対する技術、取り組みがどういったものかをエコプロダクツでは企業、自治体、大学、団体などが各ブースで分かれて紹介するイベントとなっておりました。

会場に入ると、さっそくありました!

家庭ゴミを燃料とする究極のエコカー、デロリアン!

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中小企業から大企業までの各社、最先端技術が目白押しでした。

単純に考えれば、温室効果ガス削減=エネルギー消費削減。なのですが、これだけでは景気は低迷してしまいます。※1

ビジネスにするには生活水準を抑えるのではなく、省エネかつ高出力、より快適な新しいものが必要となります。

そのため、経済向上に比例し排出されるガスの抑止は、入力となるエネルギーの可能性、多様性、また入力に対する出力エネルギー効率が共通の課題で、そういった技術の普及促進にはコスト削減可能な汎用的製造インフラの構築が企業パフォーマンスだけで終わらない実用案なのかなと考えながら観察してました。

※1日本が京都議定書の数字をクリアできた背景には、リーマンショックによる景気低迷がひとつの要因であるとも言われているようです。

そうこうしているうちに、本来の目的であった池上彰さんの講演会の時間となりました。

なんでも先週から当日にかけてフランスから南米アマゾンまで取材で渡っていたとか。

とても多忙な方ですね。

今回は「COP21を契機に 環境問題で日本が果たせる役割・可能性」と題しての講演会でした。

各国の状況や日本の立ち位置などを分かりやすく説明されていましたが、中でも印象的だったのは、当時の自動車産業で日本企業だけがマスキー法に真剣に向き合ってクリアしたときの事を例にしたお話でした。

日本は大きな課題が課せられるとそれを乗り越える力がある。

しかし課題がないと成長が乏しい。

重要なのは物事の取り組みには大きな課題をもつこと。といった内容でした。

これは個人でも当てはめられるのではないでしょうか。

直接的原因でなくても物事はすべて連鎖的であり今後の展開により良くも悪くも思わぬ副産物を生むこともあるかも知れません。

子供たちの将来を考えれば、いま自分に出来ることをやるのが大事なのでしょうね。

 

最後に、

地球温暖化、ヒートアイランド、気候変動など。単語は知っていても本質はよく分かっていませんでしたが、今回を機に深く考えることが出来ました。

いま、興味のない事には、これからそれを知る楽しみが残っています。

知は人を豊かにすると思います。

みなさんもいままで興味のなかった事に一度足を踏み入れてみては如何でしょうか。

 

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